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大阪府箕面市教育委員会は28日、高校受験を控えた中学3年生を対象に、テレビ会議システムを使ったオンライン授業を始めた。6月1日から学校は再開するが、当面は1日おきの登校になるため、6月中旬以降は中学1、2年や小学生にもオンライン授業をする。
28日午前9時50分、箕面市立第二中で2時限目のチャイムが鳴った。教室にいる理科担当の松永悟郎教諭(28)が「顔が映るようにして」と呼びかけると、60人近い3年生の顔が電子黒板の画面に次々と映った。
授業は主に中2の復習だ。松永さんは乾電池に二つのモーターをつなげた動画を見せ、片方のモーターの回転を手で止めるともう一つのモーターがどうなるかを考えようと、画面越しに生徒たちに語りかけた。
途中で動画が止まるトラブルもあったが、松永さんは「少しずつ慣れながら、新しい学びを作りたい」と意気込んだ。
箕面市立中では3年生だけが25日から、クラスを二つに分け、それぞれ1日おきに登校して授業を受けている。市教委は、生徒たちが在宅の日にはオンライン授業を実施し、学習機会を確保することにした。
使うのはテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」。自宅にパソコンなどがない子もいるため、市教委は市内の3年生にタブレット端末466台、通信に必要なモバイルルーター136台を無償で貸し出した。
第二中は3年生が3クラス115人いる。クラスごとに授業の進度が違うため、複数のクラスの子が参加するオンライン授業は復習を中心にする。
田渕浩昭校長によると、教員は慣れない授業の進め方に苦労しているものの、「毎日生徒全員と会えて安心する」と喜ぶ声もあった。「新型コロナウイルスの第2波が来た時だけでなく、学校に来づらくなった子もオンラインなら授業に参加できるのでは」と田渕校長は期待感を示した。
箕面市では6月1日に学校が再開されるが、毎日登校に戻す時期は未定で、当面は在宅日にオンライン授業を実施する。通常授業の再開後も夏休みの補習などで活用したいという。