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効果的な英語の学習方法ってなんだと思いますか?
そう、タイトルの通り、中学の教科書の丸暗記です。3年間分、丸暗記してしまってください。なお、日本語訳はどうでもいいです。とにかく音読を繰り返して丸暗記してしまってください。これだけで、相当話せるようになります。
僕らが学校で英語の勉強する際には、どうしても和訳や英訳がついて回ります。テストにも頻繁に出てきますから、これができないといい成績が取れません。このため、「英語の勉強=和訳、英訳」というように刷り込まれてしまう人も多いのではないかと思います。
このため「英語は英語のまま理解しましょう。翻訳はしなくてもいいんですよ」などと言われると、不安に感じてしまう人も少なからずいるようです。僕の経営しているBrighture
English Academy にも、「和訳しないとなんだかしっくり来ません」とおっしゃる受講生の方が時折いらっしゃいます。
実際のところ、英語が話せることと和訳ができることは、2つのまったく別々のスキルです。その上、学校のテストで求められる「和訳」は、日本語として自然かどうかは、関係ありません。ちゃんと「返り読み」などができて、「正解」とされている書式にのっとった和訳ができることがすべてだからです。
..どうすればいいか?
1)日本語を意識的に「抜く」
まず第1に、日本語を意識的に「抜く」ようにしてください。翻訳回路に依存し続けている限り、英語回路が形成されることはないからです。
例えば、”How are you?” なら別に翻訳せずにわかるわけで、このように翻訳せずにわかるものをどんどん増やして行くのがポイントです。最初のうちはわかるフレーズを聞いても日本語が浮かんでしまうものですが、意識的に打ち消すことを心がけてください。
2)英語は英語のまま覚える
第2に、そもそも英語のフレーズは、なるべく英語のまま覚えるようにしてください。日本語を介在して覚えていると、どうしても取り出そうとした時に、ワンクッション入ってしまい、会話に乗り遅れるからです。冒頭で紹介した中学の教科書の丸暗記もこれに当てはまります。
巷に英語のフレーズ集などがたくさん売っていますが、日本語とペアにして覚えず、英語は英語のまま覚えてしまうと、そのまま引き出して使えるようになっていきます。日本語訳のところなど、黒く塗りつぶてしまってもいいくらいです。
また、単語などもバラバラに日本語と紐付けして覚えても、ほとんど引き出すことができません。フレーズを丸ごと英語のまま覚えてしまうのが、一番効果的です。
3)情景とセットで記憶する
暗記する際にはなるべく実際の情景を思い浮かべ、一つの物語として覚えるようにしてください。これは「エピソード記憶」と呼ばれる非常に効果的な記憶方法です。
例えば人前で恥をかいて覚えたフレーズなどは忘れようがありません。「恥をかいた」というエピソードとセットになって記憶されるからです。体験や情景と一緒に物語として覚えるのがポイントです。映画やドラマなどで覚えた言い回しも定着しやすいですが、これもエピソード記憶の一種と言えるでしょう。
一方、いわゆる暗記力に頼った「Good morning = おはようございます」といった覚え方は、何度繰り返してもなかなか定着しません。
エピソード記憶を増やすにはやはり実体験を積むのが一番有効ですが、この他に映画や小説やドラマなどのシーンなどと関連づけて覚えるのも効果的です。歌の歌詞なども同様です。
俳優の渡辺謙さんは、英語の寸劇を実際に何度も演じて覚えたそうです。
中学の教科書には会話文が付きものですから、その部分を何度も演じてみるのもいいでしょう。
以上、翻訳のやりすぎの弊害と、日本語を抜くのに役立つ学習方法です。翻訳のやりすぎは考えている以上に害が大きいですから、くれぐれもやりすぎに気をつけてください。
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