「単語をもっと覚えないと英語は話せない」「難しい文法を使えないと恥ずかしい」。そう考えて、英語を口に出すのをためらっていませんか。
実際の日常会話では、必ずしも難しい表現は必要ありません。中学校で学ぶような基本的な単語と文法でも、伝え方を工夫すれば多くのことを説明できます。
1.長い英文より、短い英文を重ねる
日本語で言いたいことを一度に全部英訳しようとすると、文章が複雑になります。まずは一文を短くしてみましょう。
I went to Kyoto yesterday.
昨日、京都へ行きました。
I visited a temple.
お寺を訪ねました。
It was very beautiful.
とてもきれいでした。
このように短い文を3つ続けるだけでも、相手には十分な情報が伝わります。
2.難しい単語は、知っている言葉で説明する
会話中に単語が出てこないことは誰にでもあります。そのたびに黙ってしまうのではなく、別の言葉で説明してみましょう。
例えば「薬局(pharmacy)」という単語を忘れたら、
It's a place where you can buy medicine.
薬を買える場所です。
「予約(reservation)」という単語が出てこなければ、
I want to book a table for two.
2人分の席を予約したいです。
一つの単語を知らなくても、説明したり別の表現に置き換えたりすれば、会話を続けられます。
3.自分の意見もシンプルに伝えられる
意見を伝えるときも、最初から難しい言い回しを使う必要はありません。まずは結論を言い、その理由を一つ付け加える練習が役立ちます。
I think learning English is important.
英語を学ぶことは大切だと思います。
Because I want to talk with people from other countries.
外国の人たちと話したいからです。
It makes my life more interesting.
そうすることで生活がもっと面白くなります。
大切なのは、完璧な表現を探すことより、自分の考えを相手に届けることです。
4.分からないときに使える短い表現
英会話は、一人で長く話すことだけではありません。聞き返したり、確認したりすることも大切な会話力です。
- Could you say that again? — もう一度言っていただけますか。
- Could you speak more slowly? — もう少しゆっくり話していただけますか。
- What does that mean? — それはどういう意味ですか。
- Let me think. — ちょっと考えさせてください。
- Do you mean ...? — …という意味ですか。
こうした短い表現を使えるだけで、途中で会話が止まってしまう場面を減らせます。
5.「知っている英語」を「使える英語」にする練習
中学英語の知識があっても、実際の会話でとっさに出てこないことがあります。その場合は、新しい単語を増やすだけでなく、すでに知っている表現を繰り返し声に出すことが大切です。
今日からできる3分間練習
① 今日したことを、英語で短い3文にする。
② その3文を声に出して読む。
③ 「Why?」「How was it?」と自分に質問し、もう一文付け加える。
例えば、I went shopping. I bought some fruit. It was cheap. のような簡単な内容から始めてかまいません。
まとめ:簡単な英語で、まず話してみる
英語を話すために、難しい単語や複雑な英文をすべて覚える必要はありません。ただし、基本的な文法や語彙を身につけることは大切です。その土台の上で、短い文を組み立て、言い換え、繰り返し声に出す練習を続けていきましょう。
最初から完璧を目指すよりも、知っている英語で一つずつ伝える経験を積むことが、英会話上達への一歩になります。