NHKニュースで英語を学ぶ
効果的な勉強法
2026年7月更新
NHKのニュース英語教材は、 リスニング力、語彙力、発音、時事英語を バランスよく学べる優れた英語教材です。
しかし、毎日英語ニュースを聞いているのに、 「なかなか聞き取れるようにならない」 「意味を調べただけで終わってしまう」という方も少なくありません。
この記事では、箕面市で15年以上英語を指導してきた English KEAの講師が、 NHKのニュース英語教材を 実際に使える英語力へつなげる勉強法を 分かりやすく説明します。
NHKニュース英語がおすすめの理由
実際に社会で使われている英語を学べる
ニュース英語では、政治、経済、科学、環境、医療、文化、 スポーツなど、幅広いテーマが扱われます。
教科書のために作られた例文だけではなく、 現実の出来事を伝えるための英語に触れられるため、 語彙や表現を具体的な場面と一緒に覚えられます。
英語と日本語を比較しながら学べる
英語だけを聞いて理解できない場合でも、 日本語の解説や訳を確認しながら内容を理解できます。
特に中級までの学習者にとって、 「英語ではどのように表現するのか」を日本語と比べられることは、 大きな利点です。
短いニュースなら繰り返し練習しやすい
長い映画やドラマを教材にすると、 1つの教材を最後まで勉強するだけでも時間がかかります。
比較的短いニュースであれば、 同じ英文を何度も聞き、音読し、 自分の言葉でまとめるところまで練習できます。
ニュース英語で伸ばせる主な力
- 自然なスピードの英語を聞き取る力
- 社会・経済・国際問題に関する語彙力
- 英語らしい発音とリズム
- 英文の要点をつかむ力
- 自分の意見を英語で説明する力
効果的な5段階の勉強法
最初は英文を見ずに聞く
まずは英文や日本語訳を見ずに、ニュースを1回聞きます。 全部を理解する必要はありません。 「何についてのニュースなのか」を大まかにつかむことが目的です。
英文と日本語の意味を確認する
次に英文を読み、分からない単語や表現を確認します。 すべての単語を暗記しようとせず、 ニュースの内容を理解するために重要な表現を優先しましょう。
英文を見ながらもう一度聞く
英文を目で追いながら音声を聞きます。 最初に聞き取れなかった部分が、 どのように発音されているかを確認してください。
音読とシャドーイングを行う
音声をまねして英文を声に出します。 最初は一文ずつ止めながら音読し、 慣れてきたら音声の少し後を追って発音する シャドーイングに進みます。
内容を自分の英語で説明する
最後に、ニュースの内容を2~3文の簡単な英語でまとめます。 完璧な英文でなくても構いません。 覚えた英語を自分で使うことで、知識が定着しやすくなります。
シャドーイングの正しい進め方
シャドーイングとは、聞こえてくる英語の少し後を追いながら、 同じように声に出す練習方法です。
ただし、意味が分からない英文をいきなり速いスピードで まねしようとしても、十分な効果は期待できません。
最初は一文ずつ区切る
まず一文を聞き、音声を止めてから、 同じリズムと発音を意識して音読します。 一度に長い文章を練習する必要はありません。
単語ではなく、意味のまとまりで読む
英語は一語ずつ同じ強さで発音されるわけではありません。 大切な単語は強く、機能語は弱く短く発音されます。
音声と同じリズムで読むことを意識すると、 自分の発音だけでなく、リスニング力も向上しやすくなります。
速く話すことだけを目標にしないでください。 英文の意味、音の変化、強弱を理解したうえで、 正確にまねることの方が重要です。
ChatGPTと組み合わせる英語学習法
ニュース英語の学習にChatGPTを組み合わせると、 自分のレベルに合わせた説明や会話練習ができます。
ただし、ニュース記事をそのまま大量に貼り付けるのではなく、 自分が分からなかった英文や表現、 自分で作った要約文を中心に質問するのがおすすめです。
単語や表現を質問する例
「この英文を中学生にも分かる日本語で説明してください。 重要な単語と例文も3つ作ってください。」
要約練習に使う例
「私が英語で書いたニュースの要約を添削してください。 難しい表現に変えず、自然で分かりやすい英語にしてください。」
英会話練習に使う例
「このニュースについて、英会話講師として私に質問を5つしてください。 私の回答に不自然な英語があれば、日本語で説明してください。」
AIの答えをそのまま暗記しない
ChatGPTは便利ですが、表示された長い模範解答を そのまま暗記するだけでは、実際の会話で使いにくいことがあります。
自分が本当に言いたい内容を、短く簡単な英語に直し、 声に出して何度も練習することが大切です。
1日20分でできる学習モデル
忙しい方は、1日ですべてを完璧に行う必要はありません。 次のように20分程度の学習を継続するだけでも十分です。
| 約3分 | 英文を見ずにニュースを聞き、大まかな内容を考える |
|---|---|
| 約5分 | 英文と日本語の意味を確認し、重要な表現を選ぶ |
| 約5分 | 英文を見ながら音声を聞き、一文ずつ音読する |
| 約5分 | 音声をまねしてシャドーイングする |
| 約2分 | ニュースの内容や自分の感想を英語で話す |
毎日新しいニュースへ進むより、 1つのニュースを2日から3日かけて繰り返す方が、 英語表現をしっかり身につけられる場合もあります。
よくある失敗と改善方法
聞き流すだけで終わってしまう
英語の音声を聞く習慣は大切ですが、 内容を理解せずに聞き流すだけでは、 聞き取れる表現がなかなか増えません。
短い部分でもよいので、英文を確認し、 聞こえなかった理由を考える時間を作りましょう。
知らない単語を全部覚えようとする
ニュースには専門用語や難しい固有名詞も出てきます。 すべてを暗記しようとすると学習が続かなくなります。
日常会話や自分の仕事、関心のある分野でも使えそうな表現を 優先して覚えてください。
毎回違う教材へ移ってしまう
新しいニュースを次々に聞くだけでは、 学んだ表現を使えるようになる前に忘れてしまいます。
同じ教材で、聞く、読む、声に出す、要約するという練習を 繰り返す方が効果的です。
ニュース英語を会話力へつなげるために
ニュースを理解できることと、 自分で英語を話せることは同じではありません。
読んだニュースについて、 「なぜ興味を持ったのか」 「自分はどう思うのか」 「日本ではどうなのか」を英語で話す練習をすることで、 学んだ語彙が実際の会話で使えるようになります。
難しい意見を長く話す必要はありません。 最初は次のような短い表現から始めましょう。
ニュースについて話す基本表現
I was interested in this news because ...
(私は……なので、このニュースに興味を持ちました。)
I think this is an important issue.
(これは重要な問題だと思います。)
A similar problem exists in Japan.
(日本にも同じような問題があります。)
English KEAの英会話レッスン
English KEAは、大阪府箕面市にある マンツーマン中心の英会話教室です。
講師はアメリカで18年間生活し、 ニューヨーク市立大学を卒業。 帰国後は箕面市で15年以上、 初心者、社会人、医療関係者、シニアの方などを 指導してきました。
ニュース英語、日常英会話、旅行英会話、 TOEIC・英検、ビジネス英語など、 生徒さんの目的に合わせて授業内容を調整しています。